最近自分なりですが、Excelを使って仕事を効率化しております。
こういったノウハウを自分だけではなく、チームのメンバーにも活用できたらと考えておりましたが
良い反応が返ってこないので、なかなか業務効率化の推進にまで至っておりません。
そんな中、コピーライターをしている小西利幸さんの「プレゼン思考」という本を読んで
こういう風に伝えたら共感してくれるのではないか!?と思うことがたくさんあり
アウトプットをしようと思います。
そもそもプレゼンとは
プレゼンは何かイベントをする際にするものと考えていたのですが
本によるとプレゼンとは、下記のように記載がありました。
「目的達成に向けてやるべきとを考え、相手にその思いを届け、共感を生み、ともに行動するきっかけとなるもの」
なので私が提案しようとしている業務改善はもちろん、上司へ稟議を通すのも、日々の営業活動もプレゼンにあたります。
プレゼンには必勝方程式がある
プレゼンには必勝方程式と言われる型があるそうです。
以下が必勝方程式です。

今こういう問題があるという「課題」の整理からスタートし
こういう風になったらいいねという「未来」を描き
最後にこういう方法でという「実現案」を提案する。
この骨格がはっきりしているほど聞いている人が理解しやすくなるそうです。
今思い返せば、業務改善は実現案「こんなことできます」しか伝えていなかったと反省しきりです。
例えば、こんな風に伝えられたらいいなと思いました。
(課題)皆さんこの転記作業に毎月1日かかっているようですね
(未来)その作業、自動化でできたらいいですよね
(実現案)実はVBAというプログラム言語でできます。
工数はプログラミング、テスト合わせて2日です。
ビジネスのゴール(未来)を決めるには
いくら必勝方程式のとおりとしても、ゴール(未来)の設定がしっかりできていないとビジネスそのものがダメになります。
安易なゴール設定では未来に何も生み出さなかったりします。(過去の成功事例をそのまま踏襲するなど)
安易なゴールを避け、目指すべきゴールを設定するにはどう考えるか?
「本当にその未来に生きていたいか?」と自分ごとのように考えることです。
それには「そもそも思考」が有効です。

当たり前を疑い、目先の答えにしがみつかず、たとえ結論に近づいたと思っても「そもそもさぁ…」と問いを続け
あえてふりだしに戻ってみる思考法です。
私はこんな感じを想定しました。
(課題)この転記作業にみんなが1日8.0時間もかかっているんだけど
なるほど。でもそもそもなぜその作業って必要なんですか?
〇〇システムから商談情報をダウンロードして会議で戦略を練るからだよ。
(未来)なるほど。会議で使うんですね。
では転記作業を自動化するツールを作ろうと思うのですが、会議で質問されたことを考えて
〇〇システムから△△の情報も取れるようにできたらいいですよね?
確かに!でもどうやってやるの?
(実現案)それには、VBAというプログラミング言語でできます。
会議で〇〇システムから△△の情報も取れるようにしておきたいと思います。
それはいいね。
与えられた課題を疑い「そもそも思考」で1歩下がって考える癖をつけたいです。
プレゼンで共感してもらうには
プレゼンをして実際に行動を起こしてもらうには、人の心を動かす必要があります。
心を動かすには以下の3つの問いを満たすことが重要です。
①もっと「知りたい!」と思える新鮮な「驚き」があるか?
②これは「欲しい!」と思えるぐらい「共感」できるか?
③すぐに誰かに「話したい!」とおもうほど「共有」したくなるか?
①~③を満たす実現案を作る方法は「課題」から「未来」への「対比」を考えることです。

現状の状態「課題」と対比して、それより魅力的でワクワクするような「未来」が提示されていると心が動きます。
例えば
ビジネスは「モノ」売りから「コト」売りへ
エンターテイメントは「鑑賞」から「体験」へ
お店は「売り場」から「買い場」へ
というように世の中には「対比」が数多くあります。
対比を考えるコツは「不満」であったり「不便」なことに着目するのが重要です。
誰かの「不満」を解消してあげれば、その人のやる気や喜びが増えるので心が動きます。
私の場合は面倒な作業ばかりしていたということもあり「1日作業を1分で」というものが思い浮かびました。
まとめ
この本を読んで「プレゼン」ってなおさら身近にあるものと感じました。
私のように事務作業をメインでやっている人間でも、「提案」という場面は思い返せばたくさんあります。
・指示された仕事に対してなぜやるのか、そもそも思考で掘り下げる
(上司は嫌な顔をするかもしれませんが)
・何かチーム内で困っている事がないか聞いてみる
・新しい設備の導入を提案する
などなど
そして、この本には「実現したい未来に向けてより共感を生み、行動を起こしたくなる」手法がいくつも書かれておりました。
記事にはしておりませんが、人生思考でアイデアを生むための「人生共感図」や
提案内容への共感をさらに深くする「ストーリー」なども目から鱗が落ちました。
この本の内容を1つでも2つでもビジネスに使っていき、より良い未来にしていきたいです。
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